最高性能のジャンプと歩き速度、リーチ、スライディングを持つ。
比較的どのキャラにも有効なフライングバルセロナアタック・イズナドロップを駆使して戦う。
対人戦では特に嫌われやすいため、そういう意味で攻略がほとんど進んでいないキャラでもある。
ピヨリやすさはダルシムと並んでトップクラス。そしてヒット・ガードを問わず相手からの攻撃を受け続けると、ご存知の通り得物の爪が弾かれる。そうなると持ち前のリーチや判定のほか、ただでさえ低い攻撃力が極度に劣化するため、そもそも相手からの攻撃に触れないよう立ち回らなければならない。
X以外では一度失った爪は同一ラウンド終了まで回復できないため、なお一層の注意が必要である。
なお、もともとNPCであったためかDやTでは通常技の種類が極端に少なく、またモーション流用も多い。
これらのバージョンでは地上の立ち技はパンチ(爪)攻撃のみで遠近の区別もなく、ジャンプ攻撃はキック技のみである。つまり、これらの技はパンチボタン・キックボタン共通ということになる。
○=キャンセル可 ×=キャンセル不可 △=スーパーキャンセルのみ可
バージョン | 遠近立小P | 遠近立小K | 下小P | 下中P | 小中足 | 遠近立中K | 近立中P |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DT | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × |
S | × | × | ○ | ○ | × | × | × |
XS | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
X | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | × |
Ver. | 必殺技 | コマンド | ゲージ増 | 優先順位 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
ALL | 壁ジャンプ | タメ+K | − | 6 | DTはスペインステージのみ金網によじ登る。レバーの方向で跳ぶ方向が決まる。 ハイパーでは壁ジャンプが出にくい。よくある質問参照。 |
ALL | バルセロナアタック | 壁ジャンプ後にP | 6 | 8 | SXはダウン性能あり。Xではめくり性能もあり。 アーケードハイパーXSバルログではヒットガードバックがおかしくなるバグがある。 |
ALL | イズナドロップ | 壁ジャンプ後にor+P | 0 | 6 | 投げ技。相手が地上でも空中でも投げられる。Dは間合いが狭く、真横くらいまで降りないと投げられない。 |
ALL | ローリングクリスタルフラッシュ | タメ+P | 10 | 3 | 下爪キャンセルでコンボ・固め・削りに。空中判定と地上判定が交互に混ざりあっている。 |
ALL | バックスラッシュ | (D) | 5 | 4 | 2回転。出始めから54F無敵。2F〜54Fは空中判定。Dは後退のつもりが化けやすい。 |
(D以外)PPP | |||||
SX | ショートバックスラッシュ | KKK | 5 | 5 | 1回転。出始めから30F無敵。2F〜30Fは空中判定。 |
SX | スカイハイクロー | タメ+P | 8 | 2 | 壁ジャンプまではバルセロナと同じグラフィック。小中大の順に高度が下がる。 コマンド完了後にPを押すと爪を伸ばしてリーチが伸びるが、食らい判定も広がる。 |
X | スカーレットテラー | タメ+K | 10 | 7 | 無修正Xのみタメ完了後にでコマンド維持可。小中は1ヒット。大は2ヒット。小中大すべて出始めから11F無敵。 |
X | ローリングイズナドロップ | タメ+Kで壁ジャンプ後相手近くでP | 1 | イズナドロップを3連続で繰り出すバルログのスパコン。 のちのシリーズと異なり、投げないで壁ジャンプだけならゲージは減らない。 |
バージョン | 対空技 | 距離 | 解説 |
---|---|---|---|
バルログ | 下中P | 超近距離 | 対春麗にはもぐりこんで使う。 |
Xバルログ | テラー(×3HIT) | 近距離 | 1発目のテラーの後にバルログが着地したのを確認してから2発目を出すのがコツ。 |
S.Xバルログ | 下強P | 近距離〜中距離 | 爪の先端じゃなくても。ホークのJ小Pにも。ヒット後に相手側に壁ジャンプできるのが利点。 |
S.Xバルログ | 遠強K | 遠距離 | かなりリーチのある対空。 |
バージョン | 連続技 | 相手キャラ | 解説 |
---|---|---|---|
DTバルログ | J大K→下中P→下中P | 全キャラ | 基本3段 |
DTバルログ | 重ね中足→下中P→下中P | 全キャラ | 起き攻め3段 |
Dバルログ | 下小P→小or中or大ローリング→下中P | ? | 起き上がりにスラで密着 |
S.Xバルログ | J大K→中足→下中P | 全キャラ | 基本3段 |
S,Xバルログ | J大P→下中P | 全キャラ | J攻撃が浅くて中足が届かない時は2ヒットで我慢。 |
S,Xバルログ | 重ね中足→中足→下中P | 全キャラ | 起き攻め3段 |
S,Xバルログ | 重ね近立中K→中足→下中P | 全キャラ | 起き攻め3段 |
バージョン | テクニック | 解説 |
---|---|---|
バルログ | 起き攻めローリング | ローリングの最後の爪の先端を重ねる。爪部分は無敵でリバサがつぶれる事も。 削りで使う時は前転が空中判定の部分を重ねると投げ返しを食らわない。 |
バルログ | ヒョーバル | ヒョーとスラとテラーだけで良いよ。攻めてる振りして攻めなくて良いよ。 |
バルログ | 飛び道具見てから飛ぶ | 簡単なことではあるが、バルログの場合は3段の間合いが広く、ジャンプも速いため対人戦では非常に強力。 |
バルログ | 下タメ維持方向制御 | 壁ジャンプ後の方向制御は下タメを維持しながら下要素で。 基本になる。テラーは維持すると前にすすめないのでフェイント用に。 |
HXバルログ | 立ちガードテラー | テラーのタメ完了後に立ちガードでタメ維持。安全飛び込みされた時に。画面中央ならバク転の方がリスクがないかも。 |
バージョン | 連係 | 解説 |
---|---|---|
バルログ | ゴロゴロ投げ | ゴロゴロをガードさせて投げ。小の持続後半のみをガードさせてからが狙いやすい。 |
バルログ | バルセロナ投げ | バルセロナをガードさせて投げ。 |
バルログ | 空ジャンプ投げ | ジャンプの速いバルログならでは。できれば相手の裏に回ってから投げたい。露骨にバッタになってもいける。 |
バルログ | 小爪投げ | 小爪連発と思わせて歩いて投げ。 |
バルログ | 小中足空振り投げ | スラと思わせて歩いて投げ。スラと同じ絵なのでスピードでごまかせる。 |
バルログ | 下大P空振り投げ | しゃがんだ相手に当たらない下大Pを空振りして投げ。相手がピヨリーチだったりバルログが下爪を出す場面など相手がガードで固まりそうな時に出すと決まりやすい。 |
アーケードハイパーXSバルログ | ヒョー爪ガード連係 | アーケード版ハイパーのXSバルログは爪があると飛んだ壁側に ガード、ヒットバックがかかる。ヒョー爪後はガードさせた後小ジャンプするが普通に当てたらまず有利。 それを利用して自分側ガードバックで引き寄せて投げと下段の2択など。 |
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壁ジャンプの軌道がDTとSXで異なる。
※画像→軌道
(1)壁ジャンプの張り付く位置は、DTの方がSXより高い。
DTの方は、画面上端から消える位の高さで画面を横切る。
SXの方は、体力ゲージ位の高さまでしか上昇せず低く画面を横切る。
(2)開幕間合いから三角跳びで壁に着く迄の到達時間はSXの方がDTより短い。
DTバルが約42フレーム、SXバルが約26フレーム。
DTバルは壁の張り付く位置も高い(先述)ため、より時間がかかる。
(3)壁を蹴ってから最速で爪が出せるまでの時間はSXの方がDTより早い。
DTは爪が最速で出るのに約22フレーム、SXは約6フレーム。
壁に張り付いてから着地までの時間は、DTもSXも同じ。
(開幕間合い後方ジャンプ軌道だとDTもSXも壁から約48フレームで着地)。
着地後の小さく跳ねる硬直時間は、DTもSXも同じで約12フレーム。
(4)上述の通り対人戦ではSXのバルセロナの方が高性能な技なのだが、CPU戦ではDTの方が返され難い。
CPUはバルセロナを登りジャンプで叩き落そうとする。
DTはバルセロナの軌道が高いので、CPUの登りジャンプ攻撃が届ない位置からイズナを決めやすい。
SXのイズナは軌道が低いのでCPUの登りジャンプ攻撃で返されない為にはDTより注意が必要。