サガット

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キャラクター紹介

おおよそキャラ設定通りの力のあるキャラ。
判定の強いジャンプ攻撃と低く速いジャンプを持ち、飛び込み性能は高い。 強さの理由は下タイガーの低い座高と早い弾速にある。

ハイパーでのS(XS)及びXサガットは上下タイガーの戻りが長くなるという、あまりにも致命的すぎる弱体化により空気な存在だが、エックスでは帝王らしさも健在。
なお、NesiCA版およびPS2のカプコレ版では修正されている。

身長2m26cm、体重78kg
似たような体格のホークは身長2m30cm、体重162kgである。軽すぎる…

通常技用途

DTでは、立ち通常技はすべて遠近共通、ジャンプ攻撃はパンチ・キック共通。

位置状態ボタン名称解説
地上小Pティーソーク(DT)DTではキャンセルアパカのコンボに。しゃがんだ相手には空振りする。
タイガーエルボ(SX)キャンセルはかかるが、XSやXでは中Pや大Pがある。
春バルには飛びからアパカには繋げやすい。
中Pハイストレート(DT)遠近共通技。
タイガージョルト(SX)全キャラしゃがみに当たる。キャンセルアパカ等コンボ。
大Pタイガーストレート(DT)遠近共通技。
タイガーフック(SX)しゃがんだ全キャラに空振りだが、ピヨリ値が高い。
重ね中足・下中Pから繋げるか、素で出してキャンセル連続技に使う。
小Pティーソーク上タイガーのフェイント。
中Pハイストレートしゃがんでもガードさせられる座高の高いキャラに接近戦の固め・牽制に使う。遠立大Pより発生も戻りも早い。
大Pタイガーストレート正拳。遠距離対空。遠すぎると着地に強下タイガーが重ならない。展開重視ならモーションの小さい中で。
しゃがんだ全キャラに空振り。
遠近小Kローキック2段技で前半は足払いと相性がいい。後半はリーチがあり固めにしゃかしゃか出すと強い。
XSのみ2段目もキャンセル可能でコンボになる。
2段目が多少遠くても割り込みは難しいのでかなり押し込める。
中Kミドルキック飛び道具の出掛かりを潰す。
XSのみ2発目もキャンセル可でコンボに。単発でヒット確認が可能。
大Kハイキック対空。足先を当てるように使う。S以降は出始めのヒザだけキャンセル可。
小Pローストレート(DT)下タイガーのフェイントに。
ロースナップ(SX)下タイガーのフェイントに。
中Pアンダーストレート(DT)
ローナックル(SX)XS以上はキャンセル可能。拳のみ無敵で判定は強くない。目押しで下中Pや下中Kに繋がる。
大Pグランドストレート下タイガーにグラフィックが似ているのでフェイントに。
小Kタイガーネイル(DT)DTは見た目よりかなりリーチが短いものの使えるキャンセル技。
タイガーステップ(SX)
中KタイガーテイルDTは重ねに。重ねなくても小足がつながる。
XS以上はキャンセルで下タイガーが便利。HX下タイガーはガードでも大幅不利なので
割り込みに気をつけながら弱タイガーも混ぜて有利フレームを取りたい。
大Kタイガーキック下中Kより僅かにリーチが長い程度だが、大足なのでダウン性能あり。
J小Pジャンピングタイガードロップ(DT)斜J小Kに同じ。
ジャンピングジャブ(SX)技が出終わったFにもなぜか攻撃判定がある変な技。
中Pジャンピングタイキック(DT)斜J中Kに同じ。
ジャンピング
ストレート(SX)
S以上は遠立中Pのような正拳。発生が早く横上に長いので空対空に使う。
大Pジャンピングタイガーキック(DT)斜J大Kに同じ。
ジャンピング
タイガーナックル(SX)
J大Kがあるから使う機会はほとんどないが、下への判定が強く、ガイルのリフトアッパー対策とベガの起き攻めに
小Kジャンピング
タイガードロップ
バックジャンプにはこれを出しとくといろいろつぶせる。
中KジャンピングタイキックXは横の判定が長いので裏落ちが可能。ただしガード方向を振ることはできない(まず順ガード)。
突進技で下を潜られる場合にも有効。
大Kジャンピング
タイガーキック
名前の通り下大Kのグラを流用したもので、飛び込みの主力としてサガットを支える長くて痛いキック。
投げ地上hidari.giformigi.gif+中大Pタイガーキャリー投げ間合いが狭いうえにサガットは歩きが遅いため、これを狙うには移動をニーで補う。

キャンセル

○=キャンセル可 ×=キャンセル不可 △=スーパーキャンセルのみ可

バージョン立ち(近距離)立ち(遠距離)しゃがみ
小P中P大P小K中k大K小P中P小K中K小P中P小K中K
DT××○/××/×××××××
S××○/×○/××××××××
XS×○/○○/○
x○/×○/×

必殺技

Ver.必殺技コマンドゲージ増加優先順位解説
ALLタイガーショットsita.gifmigisita.gifmigi.gif+P33上タイガー。打点の高い飛び道具。しゃがんだ全キャラに空振りするほか、ブランカ相手には普通の前歩きで避けられる。
基本的に下タイガーより隙が少ない。
跳び込み防止に下タイガーと混ぜて使う。また下タイガーで抜けられる突進技(S頭突きなど)も上タイガーなら潰せる。
ALLグランド
タイガーショット
sita.gifmigisita.gifmigi.gif+K5下タイガー。打点の低い飛び道具。S以降は下段。サガットの最重要技。
近距離だとピヨリ値が高い。S以降は手先の食らい判定が大きくなった。画面端と端からクレイジーが確定。
ALLタイガー
アッパーカット
migi.gifsita.gifmigisita.gif+P72Dの大アパカはサムスピの大斬り並に減る。Xの大のみ5段技+空中コンボ判定あり。ひきつけるか早出しで主に対空で使う。
腕が足にあるあたりまでが全身無敵だが攻撃判定はかなり小さい。肩くらいまでに上がると
食らい判定が発生。腕を伸ばしきった状態にも食らい判定はあるが、対空としては申し分ない判定。ひきつけか早出しが基本。Dは攻撃判定が薄く、相手の本体に届かない足払いは無敵が切れたところに食らう。
DTタイガー
クラッシュ
sita.gifmigisita.gifmigi.gifmigiue.gif+K4当初は隠し必殺技として実装された。2段技で、後半の攻撃判定でダウン。3段でも安心。
判定の薄い飛び道具なら避けつつ攻撃できる。ここから投げとアパカの2択。Dではアパカに代わる地対空にも有用。
SXタイガーニー
クラッシュ
sita.gifmigisita.gifmigi.gifmigiue.gif+K6名称変更。ニー部分に攻撃判定あり。おかげでダウンしづらくなった。1段目に強制立ち喰らい効果あり。サガットは歩きが遅いため移動手段にも使えるが、下タイガーの暴発には注意。
Xタイガー
ジェノサイド
sita.gifmigisita.gifmigi.gifsita.gifmigisita.gif+P1タイガーニー(3ヒット)→アパカ(3ヒット)を続けて出すサガットのスパコン。X基板ではリバサで出せず、アパカになる。
最初のニーの移動距離は中程度しかなく、飛び道具に合わせられるが膝だけ当たる距離だと反撃確定。
画面中央なら2-4hit、密着からなら5ヒット。フルヒットするのは画面端のみで5割強減る。
使い道は対空か飛び道具貫通、残り6ドット以下でダウンさせたらニーで近付いて削りフィニッシュ。

対空技

バージョン対空技距離解説
サガットアパカ近距離要ひきつけ
Xサガット大アパカ近距離5発全部当てないととダメージが低い。
ベガバルなどに早出しを高い位置で当てた場合は再度大アパカで拾える。
引きつけられず相打ちの場合、中アパカの方がダメージで勝る。
サガット遠立強P(正拳)近距離〜遠距離小竜巻や昇龍の空振りや画面端でのバックジャンプ等に。
サガット遠立大K中距離早出しの先端当て。遠立大Pより斜め上向き。
サガット大足中距離〜遠距離相手の技と距離によっては絶対対空。
サガットタイガーニークラッシュ中距離〜遠距離相手の空中技のスカり等に。

■アパカの判定
※アパカ攻撃判定→【判定画像】
(1枚目)アパカの出がかりは全身無敵且つ攻撃判定があるので強力(上記画像を参照)だが、一瞬しか無いので引き付けないとこの判定の強い部分を当てられない。
(2枚目)次の段階の「地上に居て肩でかち上げる」様なグラフィックの時が、やられ判定が攻撃判定よりも高い位置に来るので、めくりや裏落ちのように頭上から被せるような攻撃が来ると相打ちや競り負けになりやすい。
(3枚目)最後の体を伸ばして空中に跳び上がっているグラフィックの場合は、攻撃判定が大きいので超早出しで置いておく様に使えば、むしろ2枚目グラの判定よりも対空としては強い。

連続技

バージョン連続技相手キャラ解説
サガットJ大K→大足
DTサガットJ大K→小足→クラッシュ4段にならないキャラもアパカで
DTサガットJ大K→立小K→アパカ全キャラ
DTサガット重ね中足→小足→アパカ起き攻め
XSサガットJ大K→立中K2段→ニークラッシュXSサガットの特権。ヒット確認が簡単でしかも高威力。もしくは立小K2段→大アパカ
XSサガット立小K2段→アパカお手軽3段。
XSサガット立中K2段→アパカお手軽3段。
S.XサガットJ大Kor中足→中足→ニークラッシュ春麗、ブランカ以外ニーは立ち食らい限定。しゃがみ食らいなら大下タイガーで。
S,Xサガット下小P→近立小P→アパカ3段。
S,Xサガット重ね中足→下小P→近立小P→ニークラッシュ起き攻め。
XサガットJ大K(J大P)→近立中P→中アパカ春麗、バル以外春バル以外に正面からの安定コンボ。
J大K近立大P大アパカはキャラによってはカス当たりかスカる。
Xサガット中足(下中P)→近立大P→大下タイガー立ち食らい限定のピヨりコンボ。下中Kは重ねた方が繋げやすい。
Xサガット中足→立大K(一段目)→大下タイガーガイル、ザンギ限定上記に比べしゃがみにも当たるが食らってくれない。対ガイル戦でピヨ狙いの密着起き攻め。
XサガットJ大K→近立大Por立大K→大下タイガーほぼピヨる。食らってくれるかは不明。
XサガットめくりJ中K→近立大P→大アパカ高威力だが立ち食らい限定。ピヨりに決める場合相手によってはアパカがカス当たり。
XサガットめくりJ中K→下中P→下中K→大下タイガー相手によるがそこそこピヨらせやすい。
XサガットめくりJ中K→下中P→近立大P→大下タイガー立ち食らい限定。
XサガットJ大K→タイガージェノサイド全キャラ画面端でやらないと減らないのでゲージがもったいない。
中足挟んでキャンセルしてもスパコンのダメージは逆に減る
Xサガット大アパカ→タイガージェノサイド画面端限定のネタコンボ。後一発で死ぬという時などに。

テクニック

バージョンテクニック解説
サガットニー連発で近づく歩きの遅いサガットで非常に重要なテクで、Xではゲージ回収も兼ねる。DTは連発するのが意外に難しいので要練習。
サガット引き付けアパカ基本装備だが、背の高いサガットがしゃがみで引き付けるのはなかなか難しい。
基本はアパカ入力をきちんと3で止めて受付時間目いっぱい引き付けること。
これだと時間は限られてくるので、完璧を期すならしゃがみ技を空振ってから放つ。
サガット屈中P空キャンアパカアパカの前に屈中Pを出しておくことで跳び込み攻撃をくらいにくくなる。
サガット開幕遠大Pいきなり遠大Pを出して相手の出鼻をくじく。波動の出掛かりを潰せる。

連係

バージョン連係解説
サガットニークラッシュ2択ニーで接近して投げとアパカの2択。S以上になってかなり反応されやすくなった。
サガットの投げ間合いは狭いので投げ間合いなら投げ、外ならアパカってだけでも強力。
XサガットJ中K裏周りジャンプ中Kで相手の裏に周れば強力な連続技を狙える。
が、ガード方向を揺さぶる厳密な意味での「めくり」にはならないし狙う機会も少ない。
サガット画面端以外での鳥カゴ下タイガーの硬直短いサガット専用。画面端同士なら大タイガーを打ったら
避けられてもすぐ次の下タイガーが打て擬似的な鳥カゴ(大きな鳥カゴ)になる。
硬直が短ければ前ジャンプでも少し歩いて対空が間に合い、一部のキャラはこれを崩しづらい

サガットの下タイガー全体硬直

ハイパー以前における本来の基板では D≒S<X≒T の順。
発生速度はD≒T<S≒Xの順である。
ハイパーではSとXの戻りが長くなり、D<S≒XS<T<X≒HX の順となっている。
ちなみにX(HX)は弾の出も遅いため、まだ連射力ならS(XS)の方がマシ。
なおPS2のカプコレ版ハイパー及びネシカ版では、元の速度に戻っている。

Dサガット11F+37F
Tサガット11F+41F(弱)〜11F+43F(強)
Sサガット11F+37F
Xサガット13F+37F(弱)〜13F+41F(強)
ハイパーS11F+45F
ハイパーXS11F+45F
ハイパーX13F+45F(弱)〜13F+49F(強)
ハイパー無修正X13F+45F(弱)〜13F+49F(強)
ネシカS11F+37F
ネシカX13F+37F(弱)〜13F+41F(強)

基本戦法

対戦に必要な基本的戦略などは他サイトを参照のこと。
ここでは対戦における狙いや考え方などを少し。
基本的には下アイグーでの削りと上アイグーのまぐれあたり、それから対空が最大の狙いになる。
相手の飛び道具の上を長い足で上から蹴るのも重要なダメージソース。
唯一の投げ技であるタイガーキャリーの性能が悪く、サガットの投げは緊急回避用でメインではない。
体力を大きくリードされたらクラッシュ二択などで無理に狙っていく場面もあるが、基本的には体力はこちらがリードしていてどっしり構えるのが理想の展開。
これは全バージョン共通。

アッパーカットの対空について
単純に飛ばせて落とす、とだけ考えていては現実問題落とし損なうことが多い。もし自分の反応速度が人並みだと思うなら擬似的にそれを補うことを対戦の前に考えておくべきだし反応速度が人並み以上でも入力の点で物理的に厳しい状況もある。タイガーアッパーカットという技は、長身のサガットが地面に深く屈みこんで再び伸び上がるという複雑な挙動をするため、食らい判定の変動が激しい。そのため、ベストなタイミングを身につけるには感覚の慣れに頼らなければならない部分が大きい。

自分の得意な対空間合いを知る
この間合いで飛ばれたら確実に対空出来るという間合いがあるはず。その位置に相手と自分の関係をセットする。だがセットするまでは誰もが考えること。相手もその間合いだとアッパーカットを意識せざるを得ない。この間合いでいかに飛び道具や牽制や飛び込みなどの「対空のことを忘れさせる」選択を相手に意識させるかが基本。また、相手にこの間合いになったことをなるべく悟られずなんとなくこの間合いにして飛び込ませる、なども大事な戦術になってくる。前進後退やジャンプで調節するだけでなく牽制技を当てたり、時にはわざと攻撃を食らったりガードしたりすることも重要な調節術になりうる。

ジャンプ見てから入力、だけではない
たとえばブランカやバルログの速いジャンプやフェイロンのジャンプなど低くて反応し辛いジャンプ攻撃も多数存在する。こういった場合、まず読みを働かせたい。それも全く相手がどう動くかわからない五分の状況から読むのではなく、飛びたくなるような布石を作っておいて「どうだ、こうすると飛ぶしかねえだろう」という状況を先に作っておく。そのとき、コマンド入力の準備を先にしておいてまんまと落とすのである。特にこれはコマンドの長いジェノサイドで落とすときは有効になる手段。相手のジャンプを見てから初めて、正直に入力を開始しているのではあまり実戦向きとはいえない。よほど冷静な心と正確なコマンド入力をすばやくできる使い手なら話は別だが…。

対空はイメージ
結局のところ、この項で言いたかったのは「対空はそれを行う前に既に自分のサガットが相手のジャンプにアッパーカットを決めている瞬間の一枚絵が頭に描けているか」ということである。そのイメージが出来ていない状況でアッパーカットを撃とうとしてもおそらくうまくいかないと思う。対空のアッパーカット、これはけしてまぐれでは出ないと心がけよう。実際の行動の前にイメージがあり、次に実際にアパカが決まる、この流れを把握できればどのバージョンのサガットでもきっと対空はうまくいくはずだ。

タイガーショットについて
基本的にはリュウなどの項でスト2の飛び道具の撃ち方などを学んでからサガットに来るほうが良いかもしれない。対空のための布石の場合と鳥かごの場合と、対空狙いと見せかけてけずり狙い、まぐれあたり狙いなどの撃ち方がある。ただ、わざわざ攻略として書くほどのことでは無いかもしれない。奥が深すぎるし、各状況で起こりうる思考そのものの文章化はあまり意味が無いかもしれないので…

相手キャラ毎の攻略はサガットの対戦攻略